ホンダ車のホイールナットは要注意。

今年もスタッドレスタイヤ交換シーズンに入りました。

11月中旬ごろから交換が始まり、ピークは過ぎた感じですが天気予報に雪マークが出るとご依頼が一気に増えてきます。

ノーマルタイヤとスタッドレスタイヤのホイールナットを併用している車が多いのですが、ホンダ車だけは注意が必要です。

見た目そっくりですが、座面の形状が微妙に違います。

左が一般的な車両のテーパータイプ。

右がホンダ専用の球面タイプになります。微妙にカーブしているのが分かるでしょうか。

これはホイールにも同じように加工がされており、ホンダ純正ホイールには、ホンダ用ナットを使用しなければなりません。

もし違うナットを取り付けると、面接触しないため、接触面積が極端に少なくなり緩んだり、ボルトが折れることにつながります。

 

ボルトが1本折れたのと、1本回らない状態になっていました。

簡単に交換できる車種もありますが、Ｎ－ＢＯＸですとハブを分解しないとブレーキにボルトが当たって抜き取れません。

幸い前輪1本だけでしたので費用も安く済みました。

1万円ほどの作業になります。

ただ、他のホイールはナットで削られて摩耗していますので適切なナットに交換した上で、しばらくは緩みが無いか確認が必要となります。