フロント事故の修理　フロントメンバーの交換

正面からでは分かりにくいですが、フロントバンパーの下側がぶつかっております。

相手車両が下側に潜り込むようにぶつかった事故ですが、速度も出ておらずパッと見、バンパー交換だけで済みそうな事故と判断されがちです。

本来、ラジエータを支えているフロントメンバーですが、完全に浮いてしまい、コンデンサとラジエータにもダメージが逝っています。

フロントメンバーは溶接で止まっているため、火花や熱が伝わらないよう、外周のパーツもすべて外していきます。

下側のパーツのみ交換します。

このまま塗装まで行きます。

ホンダの車はロアメンバーやサイドフレームが、低い位置に付いているため、駐車場の輪留めにぶつけるだけでも変形し元に戻せなくなります。

外傷では軽い事故に見えた車両ですが、実は中が酷かった。

事故にはそんな事例が多くあります。

ですので、初見の見積もりでは想定できない追加作業が出ることもございます。