調色が難しいトヨタ3T3の塗装を行いました

右旋回時に障害物と接触し、右後席ドアとクオーターパネルを損傷しました。

パッと見、そんな酷い状況ではありませんがドアパネルのデザインが複雑な構造となっておりアーチ部を凹ますと歪みが外周へ逃げて変形します。

これを鈑金で完璧に直すのは難しいため、ドアは交換となります。

モールを外すとパネルが凹み、内側へ盛り上がっているのが分かります。

これを引きながら叩いて元の形状に戻します。

溶接やハンマリングで小さな凹凸ができますのでパテで埋めていきます。

こちらはサフを塗装した後です。

新品のドアパネルは内側も塗装が必要なため、スタンドに立てて個別に塗装します。

この色は、赤色では珍しい3コートパールになっており、色の再現性がほとんどありません。

隣接パネルと色を合わせるのが非常に難しい色になります。

完成です。

ブロック塗装とは思えない仕上がりではないでしょうか。

フロントドアまでボカシ塗装するとフロントドアの色味が変わってチグハグな塗装になります。なんとかそれは避けることができて良かったです。